刹那「この世界に神なんていない」
カタギリ「しかしAEUは豪気だよ 人革の十周年記念式典に新型の発表をぶつけてくるんだから」
カタギリ「うちのフラッグの猿真似だよ 独創的なのはデザインだけだねぇ」
コーラサワー「いまなんつった えぇ こらぁ」
グラハム「集音性は高いようだな」
刹那「240082 エクシア目標地点を視認 GN粒子の散布 目標到達と同時に終了させる」
刹那「目標対象確認 予定通り1stフェイズを開始する」
ティエリア「始まる」
コーラサワー「おいおい何処のどいつだぁ ユニオンか人革連か」
コーラサワー「どっちにしても人様の領土に土足で踏み込んだんだ タダで済む訳ねぇよなぁ」
コーラサワー「貴様 俺が誰だかわかってんのか AEUのパトリックコーラサワーだ」
コーラサワー「模擬戦でも負け知らずのスペシャル様なんだよぉ 知らねぇとは言わせねぇぞぉ」
刹那「エクシア 目標を駆逐する」
コーラサワー「てめぇ わかってねぇだろぉ」
コーラサワー「俺は スペシャルで 2000回で 模擬戦なんだよぉ」
グラハム「ガンダム あのモビルスーツの名前か」
刹那「エクシア 1stフェイズ終了 2ndフェイズに移行する」
グラハム「しかし あのモビルスーツ 軍備増強路線をいくAEUへの牽制 いや警告ととるべきか」
スメラギ「私達 ソレスタルビーイングの初お披露目よ ど派手にいきましょ」
シエラ「あぁ〜 お酒飲んでる」
スメラギ「いいでしょう 私は作戦を考える係 後の事は任せるから」
アレルヤ「実戦だ ハレルヤ 待ちわびた? 僕は憂鬱だよ」
紅龍「始まりました お嬢様」
王留美「ついに彼らが動き出すのね」
スメラギ「ソレスタルビーイングのガンダムマイスターが」
ハロ「ロックオン 増援接近 増援接近」
ロックオン「こりゃさすがの刹那でも手を焼くかぁ なら 狙うとしようか」
ロックオン「いこうぜ ガンダムデュナメスとロックオンストラトスの初陣だ」
ロックオン「デュナメス 目標を狙い撃つ」
刹那「2ndフェイズ」
ロックオン「終了だ」
セルゲイ「ヘリオンだとぉ AEUめ 無作為に第三国に売りまくるからこういう事になる」
アレルヤ「たいしたものだ スメラギさんの予報は」
アレルヤ「特攻? まったくテロリストってのは ティエリア」
ティエリア「ヴァーチェ 目標を破壊する」
ティエリア「3rdフェイズ 終了」
イオリア「地球で生まれ育った全ての人類に報告させていただきます」
イオリア「私達はソレスタルビーイング 機動兵器ガンダムを所有する私設武装組織です」
イオリア「私達 ソレスタルビーイングの活動目的は この世界から戦争行為を根絶する事にあります」
イオリア「私達は自らの利益のために行動はしません 戦争根絶という大きな目的のために 私達は立ち上がったのです」
イオリア「ただいまをもって 全ての人類に向けて宣言します」
イオリア「領土 宗教 エネルギー どのような理由があろうとも 私達は全ての戦争行為に対して武力による介入を開始します」
イオリア「戦争を幇助する国 組織 企業なども我々の武力介入の対象となります」
イオリア「私達はソレスタルビーイング この世から戦争を根絶させるために創設された武装組織です」
グラハム「これは傑作だ 戦争を無くすために武力を行使するとは」
グラハム「ソレスタルビーイング 存在自体が矛盾している」
アレルヤ「ハレルヤ 世界の悪意が見えるようだよ」
ティエリア「人類は試されている ソレスタルビーイングによって」
スメラギ「それは悪行よ」
ロックオン「始めちまったぞ あぁ 始めちまった もう止められない」
ロックオン「俺達は世界に喧嘩を売ったんだ わかってるよな 刹那」
刹那「あぁ わかっている」
刹那「俺達はソレスタルビーイングの ガンダムマイスターだ」
ロックオン「どの国のニュースも俺達の話題でもちきりだ」
ロックオン「謎の武装集団 全世界に対して戦争根絶を宣言するってな」
ロックオン「もっとも ほとんどの奴らは信じちゃいないようだがな」
王留美「ならば 信じさせましょう」
王留美「ソレスタルビーイングの理念は行動によってのみ示されるのだから」
王留美「2ndミッションよ」
グラハム「ガンダムの性能が知りたいのだよ あの機体は特殊過ぎる」
グラハム「戦闘能力はもとより アレが現れるとレーダーや通信、電子装置に障害が起こった」
グラハム「全ては、あの光が原因だ」
アレルヤ「機体テスト込みの実戦か まったく嫌になる」
ティエリア「これからのためにも ガンダムを見極めておく必要がある」
アレルヤ「それは… そうだけど」
スメラギ「ごめんね 無理させちゃって」
ティエリア「問題ありません 覚悟の上で参加しているんですから」
スメラギ「強いんだ」
ティエリア「弱くは無いつもりです」
スメラギ「それは若さよ」
刹那「GNシステム リポーズ解除 プライオリティを刹那Fセイエイへ」
ロックオン「さてと いこうか相棒」
アレルヤ「アイハブコントロール キュリオス アレルヤハプティズム 介入行動に入る」
ハロ「エクシア デュナメス 出撃準備 出撃準備」
ティエリア「ヴァーチェ ティエリアアーデ いきます」
刹那「エクシア 刹那Fセイエイ 2ndミッションを遂行する」
ロックオン「デュナメス ロックオンストラトス 出撃する」
セルゲイ「やつら本気で武力介入をするつもりか」
ロックオン「来たぞぉ 刹那 アレルヤとティエリアだ」
刹那「確認した 予定ポイントで合流後 1stフェイズに入る」
スメラギ「セイロン島は現在、無政府状態 多数派のシンハラ人と少数派のタミル人との民族紛争が原因よ」
スメラギ「この紛争は20世紀から断続的に行われているわ」
スメラギ「この民族紛争にソレスタルビーイングは武力介入します」
カタギリ「旧スリランカか 確か人革連が10年前から少数派のタミル人に肩入れしてたよね」
グラハム「紛争の平和解決という名目だが 実は違う」
グラハム「人革連の目的はセイロン島東部の海底を通っている太陽エネルギーの安全確保だ」
グラハム「あの周辺はタミル人勢力が強いからな だが人革連の介入により紛争は悪化」
グラハム「無政府状態にまで陥ってしまった」
ロックオン「スメラギ李ノリエガの戦況予測どおりに各自対応する」
ロックオン「それなりの戦果を期待しているのでよろしく」
アレルヤ「それなりにね」
ティエリア「俺は徹底的にやらせてもらう」
刹那「ガンダムだ 俺がガンダムだ」
ロックオン「お おぉおい 刹那」
アレルヤ「子供のお守りをよろしく」
ティエリア「作戦行動に移る」
ロックオン「お おいおい お前ら」
ハロ「貧乏くじ 貧乏くじ」
ロックオン「わかってるよ 砲撃に集中する 回避運動は任せたぞハロ」
刹那「エクシア 紛争を確認 根絶する」
ロックオン「デュナメス 目標を狙い撃つ」
ハロ「全滅 全滅」
アレルヤ「キュリオス 目標を爆撃する」
アレルヤ「これで稀代の殺人者… けどね」
アレルヤ「それがソレスタルビーイングだ」
ティエリア「ヴァーチェ 目標を捕捉 排除行動に移る」
敵兵「協力を感謝する 敵は崩れた 今までの借りを返してやる」
ロックオン「この馬鹿野郎」
刹那「これが ガンダムマイスターだ」
セルゲイ「馬鹿な 一度の軍事介入で300年以上続いている紛争が終わると本気で思っているのか」
王留美「一度だけじゃない 何度でも介入するわ」
刹那「ユニオンの輸送機 この空域で?」
刹那「フラッグか」
グラハム「はじめましてだな ガンダム」
刹那「何者だ」
グラハム「グラハムエーカー 君の存在に心奪われた男だ」
グラハム「まさかな よもや君に出逢えようとは」
グラハム「乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない」
グラハム「手土産に破片の一つも頂いていく」
刹那「俺に 触れるな」
カタギリ「いやはや 本当に予測不能な人だよ 君は」
グラハム「ライフルを失った 始末書ものだな」
カタギリ「その心配は無いよ 今回の戦闘で得られたガンダムのデータはフラッグ一機を失ったとしてもお釣りがくる」
カタギリ「接触時に付着した塗料から足取りを掴めるかも知れないしねぇ」
アレルヤ「僕達に弱点があるとすれば…」
アレルヤ「ガンダムが無いとプトレマイオスの活動時間が極端に限定されてしまうところかな 4つしかない太陽炉が」
刹那「秘密事項を口にするな」
アレルヤ「悪かったよ」
ロックオン「ティエリアのトレインが出るぞ」
ティエリア「やっと戻れる 地上は嫌いだ」
グラハム「グラハムエーカー中尉 ビリーカタギリ技術顧問 対ガンダム調査隊への転属 受領いたしました」
カタギリ「驚いたな 君はこうなると予見していたのかい」
グラハム「私もそこまで万能では無いよ 因縁めいたものを感じてはいるがね」
王留美「間もなく3rdミッションが開始されます ご覧になるならモニターを3つ 用意することをお薦めしますわ」
コーナー「ほぉ それは楽しみだ 刮目させてもらうよ」
カタギリ「機体の受けた衝撃度からみてガンダムの出力はフラッグの6倍はあると思うよ」
カタギリ「どんなモーター積んでるんだか」
グラハム「出力もそうだが あの機動性だ」
カタギリ「戦闘データで確認したよ やはりあの機動性を実現させているのは」
セルゲイ「光?」
兵士「はい ガンダムの機体から光る粒子のようなものが放出されていたと」
セルゲイ「納得できる証言だな レーダーやセンサーに引っかからなかったのはそのせいか」
グラハム「あの特殊粒子はステルス性のほかに 機体制御にも使われている」
エイフマン「恐らくは 火器にも転用されているじゃろうて」
エイフマン「出来る事なら捕獲したいものじゃ ガンダムという機体を」
グラハム「同感です そのためにもこの機体をチューンしていただきたい」
エイフマン「パイロットへの負担は?」
グラハム「無視していただいて結構 ただし期限は一週間でお願いしたい」
エイフマン「ほぉ 無茶を言う男じゃ」
グラハム「多少強引でなければガンダムは口説けません」
カタギリ「彼 メロメロなんですよ」
グラハム「私だ 何 ガンダムが出た?」
セルゲイ「場所は」
兵士「は それが二ヶ所ありまして」
セルゲイ「同時行動か」
ロックオン「あぁ やだやだ こういう弱い者いじめみたいなのは 早く武装解除しろって 狙い撃つぜぇ」
ハロ「逃げた 逃げた」
ロックオン「お利口さん」
アレルヤ「旋回行動開始から30分経過 警告終了 キュリオスこれより作戦行動を開始する」
アレルヤ「目標達成率97% ミッションコンプリート」
アレルヤ「こういうのならいつでも やるんだけどね」
セルゲイ「三機目がこのセイロン島に現れただと」
兵士「は 第七駐屯地です」
セルゲイ「使えるティエレンはあるか 私が出る」
セルゲイ「言ったはずだ 私は自分の目で見たものしか信じぬとな」
刹那「エクシア 紛争介入継続 目標を駆逐する」
刹那「1stフェイズ終了 援軍か?」
セルゲイ「あれがガンダムか」
刹那「火器を捨てた? 試すつもりかこの俺を」
セルゲイ「戦争根絶とやらの覚悟を見せてもらうぞ」
セルゲイ「肉ならくれてやる」
セルゲイ「ふん その首 もらったぁ」
刹那「やるかよ」
刹那「俺に触れるな」
ティエリア「合流ポイントに到着」
ティエリア「やはり宇宙はいい」
スメラギ「早くきて 祝杯をあげましょう」
ティエリア「謹んで辞退します」
スメラギ「ん〜 いけず〜」
シエラ「私達のした事で人革連の軍備が増強されていくんじゃ」
ティエリア「彼らがそうすると言うのなら 我々は武力介入を続けていくだけです」
フェルト「戦争の根絶」
ティエリア「そう それこそがソレスタルビーイングの本懐」
ソーマ「超人機関技術研究所より派遣されました 超兵一号 ソーマピーリス少尉です」
ソーマ「本日付けで 中佐の選任部隊へ着任する事になりました よろしくお願いします」
セルゲイ「それにしては若過ぎる」
エイフマン「バックパックと各部関節の強化 機体表面の耐ビームコーティング」
エイフマン「武装はアイリス社が試作した新型のライフルを取り寄せた」
グラハム「壮観です プロフェッサー」
カタギリ「その代わり耐Gシステムを稼動させても 全速旋回時には12Gもかかるけどねぇ」
グラハム「望むところだと言わせてもらおう」
シエラ「スメラギさん たった今、タリビアで声明が発表されました」
スメラギ「やはり タリビア…」
セルゲイ「少尉 タリビアが何故このような強攻策に出たか解るか?」
ソーマ「ユニオンが軍事行動を起こせば、ソレスタルビーイングが介入してくると考えての行動だと思います」
セルゲイ「その通りだ」
グラハム「誘い出されて現れるか ガンダム」
王留美「たとえ利用されていると解っていても 私達は動く」
コーナー「そう それでこそソレスタルビーイング」
スメラギ「ミッションを開始します ガンダムマイスター達に連絡を」
ロックオン「ハロ 行くぜ」
ハロ「了解 了解」
アレルヤ「キュリオス アレルヤハプティズム 介入行動に入る」
ロックオン「デュナメス ロックオンストラトス 撃ちに行くぜ」
刹那「エクシア 刹那Fセイエイ 出る」
スメラギ「ミッション スタート」
刹那「タリビアを紛争幇助国と断定 目標を駆逐する」
アレルヤ「キュリオス 介入行動を開始する」
ロックオン「デュナメス 目標を狙い撃つ」
ロックオン「人様の事、利用して 勝手しなさんな」
アレルヤ「しかし これは一方的だ…」
シエラ「アメリカのモビルスーツ部隊が発進しました 予想通りタリビアの防衛行動だと思います」
フェルト「ミッション通り各ガンダムは撤退を開始 安全圏へと離脱」
ティエリア「とんだ茶番だ」
シエラ「エクシアに接近する機影があります 米軍のフラッグです」
シエラ「スペックの2倍以上のスピードで エクシアを猛追してます」
刹那「あのフラッグは」
グラハム「これでガンダムと戦える 見事な対応だプレジデント」
グラハム「カスタムフラッグ 一応対抗して見せたが しかし、水中行動すら可能とは 汎用性が高過ぎるぞ ガンダム」
絹江「いい事 沙慈 しっかり勉強してくるのよ」
絹江「いくら奨学金で行ける研修旅行でも旅費は私が出してるんだから」
沙慈「ごめんね負担かけて ルイスがどうしても個室が良いって言うから」
絹江「はぁ お金持ちのお嬢様って」
ルイス「私がどうかしましたか」
ルイス「安心して下さい お姉さま 沙慈君の事は私がし〜っかり面倒みますから」
絹江「そ そうねぇ ルイスがいてくれたら安心かなぁ」
絹江「沙慈 旅行気分になってハメを外し過ぎないようにね ルイスに変な事しちゃ駄目よ」
ルイス「大丈夫ですよ お姉さま 沙慈君にそんな甲斐性ありませんから」
絹江「ぶっちゃけ このコあんたに合わないと思うんだけど」
ルイス「聞こえてますよ お姉さま」
アレルヤ「スメラギさんからミッションプランが届いたよ」
アレルヤ「モビルスーツ性能実験の監視 状況によっては破壊もあり得るって」
ロックオン「気をつけろよアレルヤ タリビアの一件以来 俺達は世界の嫌われ者だからな」
アレルヤ「ご忠告 感謝しますよ」
セルゲイ「そういえば 少尉が超人機関に志願した理由を聞いていなかったなぁ」
ソーマ「志願はしていません 私は超兵計画のために生み出された デザインベイビーです」
セルゲイ「この機体か」
兵士「超兵一号の反応速度に対応させた機体 MSJ-06II-SP ティエレン タオツーです」
ソーマ「ティエレン タオツー 私のモビルスーツ」
セルゲイ「対ガンダムの切札か」
セルゲイ「少尉 機体の運動性能を見る 指定されたコースを最大加速で回ってみろ」
セルゲイ「最大加速時でルート誤差が0.25しか無いとは これが超兵の力」
セルゲイ「しかし 彼女はまだ乙女だ」
ソーマ「あぁ な何 この感じ?」
アレルヤ「あぁ な何だ? あ頭が」
ソーマ「痛い」
セルゲイ「少尉 指定コースから離れているぞ どうした?」
ソーマ「中佐 何かが私の頭を 刺激して」
アレルヤ「な何なんだ この頭痛は」
ハレルヤ「くそ どこのどいつだ 勝手に俺ん中に入ってくんのは」
ソーマ「貴方は誰?」
ハレルヤ「てんめぇ 殺すぞぉ」
ソーマ「いやぁ〜 やめて」
セルゲイ「やめろ〜 少尉〜」
セルゲイ「少尉 やめないか 少尉」
ハレルヤ「誰だ ヤツは誰だ」
一般人「おいアレ 重力ブロックじゃないか?」
ハレルヤ「事故か ご愁傷様だな」
アレルヤ「ハレルヤ」
ハレルヤ「出しゃばるなよ」
アレルヤ「ダメだ ダメだぁ」
セルゲイ「何という事だ 少尉 少尉 管制室こちらセルゲイ 重力ブロックの被害状況を知らせろ」
管制「中佐 災害時の緊急状況発信によると流された第七重力区画には232名の要救助者がいるもようです」
セルゲイ「救助隊は?」
管制「救助隊は7分後に発進予定 護衛のための小隊にもスクランブルをかけました」
管制「ですが 爆発の衝撃と空気の流出で第七重力区画の速度が急激に落ちています」
管制「あと14分で地球の重力圏へ引き込まれます」
セルゲイ「何だと 救助行動に入る 少尉の機体回収班を出させろ」
管制「しかし あれだけの質量のモノを」
セルゲイ「人命が掛かっている」
王留美「救助隊が発進したようね けれど時間的にとても間に合わない」
王留美「重力ブロックは地球の重力に引かれて」
紅龍「お嬢様 アレルヤハプティズムが」
沙慈「この区画全体がステーションから離れている」
ルイス「それって漂流してるって事? 嘘」
沙慈「救助隊がくるよ それまでの辛抱だ」
セルゲイ「限界離脱領域まであと7分 重力区画を軌道高度に押し上げるためには あのデカブツを加速させるしかない」
一般人「た大変だぁ 今 端末で計算してみたがこの区画はあと5分で地球の重力圏に捕まっちまう」
セルゲイ「第七区画の質量が大き過ぎる この機体の推進力では」
セルゲイ「限界離脱領域まであと200秒 このままでは私の機体も 重力圏に捕らわれてしまう」
セルゲイ「見捨てるしか無いのか200人以上もの人間を 宇宙は何故にこうも無慈悲なのだ」
セルゲイ「この速度で近付いてくる機体だと? なぜ今までレーダーに まさか ガンダムか?」
王留美「アレルヤ アレルヤハプティズム 何をしているの? 貴方に与えられたミッションは」
アレルヤ「貴女にはわからないさ 宇宙を漂流する者の気持ちなんて」
アレルヤ「限界離脱領域まであと20秒 キュリオス いっけぇ〜」
セルゲイ「持ち応えた? しかし ソレスタルビーイングが人命救助とは」
アレルヤ「あとはスメラギさん次第」
シエラ「王留美から緊急暗号通信が入りました」
スメラギ「人命救助って 何やってるのあのコ」
セルゲイ「ガンダムの推進力を持ってしても現状維持が限界か しかしエネルギーが尽きれば地球圏へ」
アレルヤ「聞こえるか 全員中央ブロックに集まれ」
アレルヤ「繰り返す 死にたくなければ真ん中に集まるんだ 時間が無い 急げ」
セルゲイ「若い 男の声」
ルイス「ねぇ沙慈 もしかしたら死んじゃうかも知れないから今のうちに言っとくね」
セルゲイ「聞こえるか ガンダムパイロット このブロックは間もなく限界離脱領域に入る ここまでだ 離れろ」
アレルヤ「ふん 出来ないねぇ ソレスタルビーイングに失敗は許されない それに」
ルイス「私ね 沙慈の事が」
アレルヤ「ガンダムマイスターは一人じゃない」
アレルヤ「さすがだ ロックオンストラトス」
ハロ「GN粒子高濃度圧縮中 チャージ完了まで20 19 18 17 16 …」
ロックオン「発射方向の直線上に雲がかかっている 切り裂け 刹那」
刹那「了解」
ハロ「チャージ完了」
ロックオン「狙い撃つぜ」
アレルヤ「ナイスサポートだ スメラギさん 上がれぇ〜」
セルゲイ「地上から二つの区画を狙撃してパージ 質量を減らして安定軌道まで加速させるとは」
セルゲイ「救助隊が来たか」
兵士「中佐 ガンダムが」
セルゲイ「救助作業が最優先だ 私にも恩を感じる気持ちぐらいはある」
ツエーリ「ミッション完了」
ティエリア「ヴェーダが推奨したミッションを放棄し 人命救助を優先させるなんて」
ティエリア「しかも デュナメスの高高度砲撃能力まで世界に晒してしまった」
スメラギ「プランの大幅な修正が必要ねぇ」
ティエリア「ミッションを変更し ロックオンストラトスに指示を出したのは貴女だ」
スメラギ「私はアレルヤハプティズムを助けた訳じゃない ガンダムを守ったのよ」
ティエリア「適性に欠ける者を ガンダムに乗せるべきじゃない」
沙慈「ねぇルイス 最期に言おうとしてた言葉って何? 教えて」
ルイス「教えない」
シエラ「もう一週間以上経っちゃんてるんだけど」
ラッセ「何がだ」
シエラ「アレルヤの事 良いじゃない人助けぐらいしたって」
アレルヤ「何者なんだ 一体…」
アレルヤ「やぁ 独房入りは終わりかい」
ティエリア「その様子だと とても反省をしているとは思えないな」
ティエリア「アレルヤハプティズム 君はガンダムマイスターにふさわしくない」
アレルヤ「キュリオスから降ろす気かい?」
ティエリア「そうだ と言いたいところだが そういう訳にもいかなくなった」
スメラギ「また貴方の力が必要なの」
スメラギ「モラリア共和国大統領がAEU主要三ヶ国の外相と極秘裏に会談を行っているって情報が入ったわ」
アレルヤ「モラリア… PMCですね」
ティエリア「これは 我々に対する挑戦と受け取っていい」
スメラギ「ハードなミッションになるわ 私達も地上に下りてバックアップに回ります」
スメラギ「アレルヤの営倉入りは解除 二人とも直ちに出撃準備に取り掛かって」
兵士「少尉の身体を徹底的に検査しましたが 問題はありませんでした」
兵士「脳内シナプスの神経インパルス グリア細胞も正常な数値を示しています」
セルゲイ「では なぜ少尉はあのような行動をとったのだ?」
兵士「タオツーのミッションレコーダーを分析したところ 少尉の脳量子波に異常が検知されました」
兵士「通常ではありえない現象です 外部からの影響を受けた可能性も…」
兵士「もし そうであるとすると 影響を与えた人物は少尉と同じグリア細胞を強化され脳量子波を使う者に限定されます」
セルゲイ「対応策は」
兵士「少尉のスーツに脳量子波を遮断する処置をしました 同じ轍は踏みません」
刹那「災難だったな」
沙慈「え あぁステーションでの 本当にね まさかソレスタルビーイングに助けられるなんて 思ってもみなかったよ」
刹那「俺もだ」
フェルト「モラリア共和国 23年前の2284年に建国した ヨーロッパ南部に位置する小国」
フェルト「人口は18万と少ないが 300万を超える外国人労働者が国内に在住」
フェルト「約4000社ある民間企業の2割がPMC」
フェルト「PMCとは 傭兵の派遣 兵士の育成 兵器輸送 および兵器開発 軍隊維持 それらをビジネスで請負う民間軍事会社」
シエラ「モラリアって 誘致した民間軍事会社を優遇して発展してきた国でしたよね」
シエラ「どうして今までうちの攻撃対象にならなかったんですか」
スメラギ「世界の戦争が縮小していけば 彼らのビジネスは成り立たなくなる このまま自滅してくれれば良かったんだけどね」
グラハム「モラリアはソレスタルビーイングと事を構えるつもりのようだな」
カタギリ「AEUが後ろ盾になったんだよ」
カタギリ「太陽光発電システムを完成させてコロニー開発に乗り出すためには 民間軍事会社の人材と技術が不可欠だからね」
カタギリ「モラリアとしても 縮小した経済を立て直したいという思惑がある」
カタギリ「たとえ自国が戦場になったとしても AEUの援助が必要なのさ」
カタギリ「それに あわよくば手に入れようと考えてるんじゃないかな ガンダムを」
コーラサワー「よぉ AEUのエース パトリックコーラサワーだ 助太刀するぜぇ モラリア空軍の諸君」
コーラサワー「早く来いよぉガンダム ギッタギッタにしてやっからよぉ」
王留美「モラリアとAEUの合同軍事演習?」
紅龍「連隊規模の派遣です しかもモラリアの民間軍事会社の軍事共闘組織PMCトラストも演習に加わっています」
紅龍「それらのモビルスーツを合計すると130機は超えるものかと」
イアン「一刻も早く お前に届けたいモノがあってな」
ロックオン「見てのお楽しみってやつよ」
ハロ「プレゼント プレゼント」
イアン「デュナメスの追加武装は一足先に実装させてもらった で お前さんのはコイツだ」
イアン「エクシア専用GNブレード GNソードと同じ高圧縮した粒子を放出 厚さ3メートルのEカ(Eカーボン)も難なく切断できる」
イアン「どうだ 感動したか」
ロックオン「ガンダム セブンソード ようやくエクシアの開発コードらしくなったんじゃないか」
スメラギ「対ガンダム調査隊 なに そのネーミング」
カタギリ「新設されたばかりで正式名称がまだ決まってないんだよ」
スメラギ「その部隊に貴方が所属してるの?」
カタギリ「僕だけじゃないよ なんと技術主任はエイフマン教授さ」
カタギリ「教授は既に ガンダムが放出する特殊粒子の概念に気付いている」
スメラギ「予定通り00時をもってミッションを開始 目標は私達に敵対するもの全てよ」
ロックオン「敵さんが気付いたみたいだ 各機 ミッションプランに従って行動しろ」
ロックオン「暗号回線は常時開けておけよ ミススメラギからの変更プランが来る」
アレルヤ「E33により敵飛行部隊を捕捉 まったくスメラギさんの予測は」
ロックオン「ハロ シールド制御頼むぜ」
ハロ「任されて 任されて」
ロックオン「ふ 狙い撃つまでもねぇ」
ティエリア「ヴァーチェ ヘリオン部隊を一掃する」
コーラサワー「見つけたぜぇ 前のと違うタイプだが お前もガンダムなんだろう なら 俺の敵に決まってるだろうがぁ」
フェルト「G653から敵モビルスーツ急速接近」
ティエリア「了解 目標を殲滅する」
コーラサワー「なんじゃそりゃ〜」
シエラ「ヴァーチェ フェイズ1クリア フェイズ2に入りました」
フェルト「キュリオス 敵航空勢力を制圧 フェイズ2に突入」
スメラギ「デュナメスのミッションプランをC5に変更して」
刹那「エクシア フェイズ1終了 フェイズ2へ 新型か」
刹那「何 動きが読まれている」
サーシェス「機体はよくてもパイロットはイマイチのようだな えぇガンダムさんよぉ」
刹那「あの声」
サーシェス「商売の邪魔ばっかしやがって こちとらボーナスが掛かってんだ」
サーシェス「いただくぜぇ ガンダム」
サーシェス「別に無傷で手に入れようだなんて思っちゃいねぇ リニアが効かねぇなら 切り刻むまでよ」
サーシェス「ちょいさぁ〜」
刹那「この動き」
サーシェス「何本持ってやがんだ けどな 動きが 見えんだよぉ」
サーシェス「光通信? コクピットから出て来いだと 気でも狂ってんのか」
サーシェス「正気かよ 本当に出てきやがった しかもあの身体つき どう見てもガキじゃねぇか」
サーシェス「面白れぇな 面白れぇぞ ソレスタルなんとか〜」
刹那「デュナメスか?」
ハロ「外れた 外れた」
ロックオン「外したんだよぉ 当てりゃ刹那も巻き添いだ ったくぅ」
スメラギ「事情は後で聞かせてもらうわ ミッション 続けられるわね」
刹那「了解」
スメラギ「フェイズ5まで すっ飛して 6から続行 デュナメス エクシアのサポートをお願い」
スメラギ「キュリオスとヴァーチェにも同様の指示を」
スメラギ「もう あのコのせいでミッションプランがぐちゃぐちゃよ」
ティエリア「圧縮粒子 全面に展開」
アレルヤ「ティエリア 刹那がまたやらかしたらしい」
ティエリア「黙っていろ 人と話す気分じゃない」
シエラ「ガンダム全機 予定ポイントに到着しました」
フェルト「フェイズ6開始」
アレルヤ「まったく こんなルートを通らせるなんて」
ロックオン「ぼやくなよ 敵さんは電波障害が起こっているポイントを重点的に狙ってる 隠密行動で一気に頭を叩くのさ」
ロックオン「頼んだぜ 水先案内人 危ねぇなぁ おい」
ハロ「ヘタッピ ヘタッピ」
ティエリア「刹那Fセイエイ 今度また愚かな独断行動を取るようなら 君を後から撃つ」
サーシェス「ボーナスを取り逃しちまったぜぇ」
サーシェス「しかし あのガキ何者だ? 俺の事知ってるのか しかもあの剣さばき まさかクルジスの時の へっ考え過ぎか」
シエラ「間もなく到達予定時刻です」
フェルト「ファイズ6 終了」
スメラギ「ラストフェイズ 開始」
ティエリア「ヴァーチェ 目標を破砕する」
ロックオン「デュナメス 目標を狙い撃つ」
アレルヤ「キュリオス 介入行動に入る」
刹那「エクシア 目標を駆逐する」
ロックオン「ハロ ミススメラギに報告 敵部隊の白旗確認 ミッション終了」
フェルト「無条件降伏信号確認 ミッション終了 各自撤退開始」
スメラギ「王留美 このミッションでどれくらいの犠牲者が出たか分かる? 私の予測だと500人はくだらないわ」
王留美「それを承知の上でソレスタルビーイングに入ったのではなくて?」
スメラギ「わかってるわよ えぇ わかってるわ」
ロックオン「殴られた理由は解るだろ? ガンダムマイスターの正体は太陽炉と同じSレベルでの秘匿義務がある」
ロックオン「なぜ敵に姿を晒した? 理由ぐらい言えって」
ロックオン「強情だな お仕置きが足りないか」
ティエリア「言いたくないなら言わなくて良い 君は危険な存在だ」
ロックオン「やめろ ティエリア」
ティエリア「彼の愚かな振舞いを許せば我々にも危険が及ぶ可能性がある」
ティエリア「まだ計画は始まったばかりだ こんな事でつまづいて…」
刹那「俺は降りない エクシアからは降りない 俺はガンダムマイスターだ」
アレルヤ「命令違反をした僕が言うのもなんだけど」
アレルヤ「僕達はヴェーダによって選ばれた存在だ 刹那がガンダムマイスターに選ばれた理由はある」
ティエリア「ならば見せてもらいたいな 君がマイスターである理由を」
刹那「俺の存在そのものが理由だ 俺は生きている 生きているんだ」
ハロ「みんな 仲良く 仲良く うわぁ〜」
イアン「世界の主要都市七箇所で同時にテロが起こった」
王留美「ガンダムマイスターのみなさん」
王留美「同時テロ実行犯から たった今ネットワークを通じて犯行声明文が公開されました」
王留美「ソレスタルビーイングが武力介入を中止し 武装解除を行わない限り」
王留美「今後も世界中に無差別報復を行っていくと言っています」
ロックオン「どこのどいつか判らねぇが やってくれるじゃねぇか」
アレルヤ「無差別殺人による脅迫」
ティエリア「そんな事で我々が武力介入を止めると思っているのか」
ロックオン「何だと ティエリア」
イアン「一般人が犠牲になっとるのに 何とも思わんのか」
ティエリア「思いません このような事態が起こる事も 計画の中には予測されているはずだ」
ロックオン「貴様ぁ」
ティエリア「どうしたんですか いつも飄飄としている貴方らしくない態度ですね」
ティエリア「そんなにテロが憎いのですか? 世界から見れば我々も立派なテロリストだ」
ロックオン「テロが憎くて悪いか」
刹那「その組織は テロという紛争を起こした ならば その紛争に武力で介入するのがソレスタルビーイング」
刹那「行動するのは 俺達 ガンダムマイスターだ」
ハロ「ロックオン ロックオン 怒ってる 怒ってる」
ロックオン「悪いなハロ 少し独りにさせてくれ」
ロックオン「狙い撃つ 狙い撃つぜ」
ツエーリ「無差別テロって あり得るとは思ってたけど うちらの風当たり また強くなっちゃうんスね」
ラッセ「嫌われもんは今更だろ どっちみち宇宙にいる俺らにゃ何にもできねぇ 地上の奴らに任せるさ」
紅龍「特定領域の暗号文で全エージェントへ通達を完了しました」
紅龍「主だった国の諜報機関は国際テロネットワークの拠点を探すべく既に行動を開始している模様です」
紅龍「テロ発生 人革領です これでユニオン・AEU・人革連 全ての国家群が攻撃対象になりました」
紅龍「やはり国際テロネットワークの犯行である公算が大きいようです」
王留美「支援国家の存在も否定できない 嫌なものね 待つしか無いという事は」
スメラギ「国際テロネットワークは複数の活動拠点があると推測されるわ」
スメラギ「相手が拠点を移す前に攻撃するためにも ガンダム各機は所定のポイントで待機してもらいます」
アレルヤ「キュリオス 目標ポイントへ飛翔する」
ティエリア「ヴァーチェ ティエリアアーデ 行きます」
刹那「エクシア 刹那Fセイエイ 目標へ向う」
ロックオン「デュナメス ロックオンストラトス 出撃する」
グラハム「私は我慢弱く 落ち着きの無い男なのさ しかも姑息な真似をする輩が大の嫌いときている」
グラハム「ナンセンスだが 動かずにはいられない」
刹那「死の果てに神はいない」
刹那「熱源反応? テロ襲撃予測地点に近い やはりテロか」
王留美「監視カメラを経由して爆発現場から立ち去る不審者を発見しました」
王留美「現場から一番近いのは貴方です 任されてもらえる?」
刹那「了解 現場に向う」
王留美「不審者は車に乗って逃走 茶色のクーペです」
刹那「目標を確保する」
マリナ「余計な事をしたかしら?」
マリナ「こんな場所で同郷の人と出会うとは思わなかった 貴方アザディスタンの出身でしょ?」
刹那「違う クルジスだ」
マリナ「自己紹介してなかったわね 私マリナイスマイール」
紅龍「お嬢様 確定情報です 国際テロネットワークは欧州を中心に活動する自然懐古主義組織ラ・イデンラと断定」
王留美「各活動拠点の割り出しを急がせなさい」
刹那「クルジスを滅ぼしたのはアザディスタンだ」
マリナ「確かにそうよ でも二つの国は最後まで平和的解決を示唆…」
刹那「その間に人は死んだ」
刹那「俺のコードネームは刹那Fセイエイ ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」
刹那「紛争が続くようなら いずれアザディスタンにも向う」
スメラギ「ラ・イデンラの活動拠点は三箇所 グリニッジ標準時1400に同時攻撃を開始します」
ティエリア「了解 ヴァーチェ テロ組織の活動拠点への攻撃を開始する」
アレルヤ「キュリオス バックアップに回る」
シエラ「敵戦力は不明です モビルスーツを所有する可能性もあります」
ロックオン「そんなもん 狙い撃つだけだ」
刹那「了解 エクシア ミッションを開始する」
刹那「エクシア 介入行動に移る」
ティエリア「ヴァーチェ 目標を完全破壊 ミッションコンプリート」
ロックオン「容赦しねぇ お前らに慈悲なんかくれてやるか」
ハロ「モビルスーツ接近 モビルスーツ接近」
ロックオン「今日の俺は 容赦ねぇぞ」
刹那「エクシア 目標を駆逐する」
刹那「何? モビルアーマー? 旧式とはいえ こんなモノまで」
刹那「エクシア 目標を破壊」
紅龍「ガンダム各機 目標を破壊しました」
王留美「引き続き ラ・イデンラの活動監視 支援国家の割り出しを続けるよう指示して下さい」
アレルヤ「スメラギさん オーバーホール中にもし敵に襲われたら」
スメラギ「神を怨むわ」
アレルヤ「戦術予報士の台詞ですか それ」
ミン「これで我が軍の静止衛星軌道領域を80%網羅した事になります」
ミン「ガンダムが放射する特殊粒子は効果範囲内の通信機器を妨害する特性を有しています」
ミン「それを逆手に取り 双方向通信を行う数十万もの小型探査装置を放出」
ミン「通信不能エリアがあれば それは即ちガンダムが居るという事」
マリナ「アザディスタン王国 第一王女 マリナイスマイールです」
マリナ「私達の援助要請を受けて頂き この国を代表して御礼申し上げます」
コーナー「国連とは本来 こういう事を行うための組織です」
コーナー「とはいえ 加盟国からの分担金が滞っている今 やれる事は限られてしまいますが」
シーリン「この時期での国連の援助 見返りは何も無いというのに」
ツエーリ「当直連荘っスか? ここ俺見てますから 食事してきていいっスよ」
シエラ「え 本当? 優しい」
シエラ「でも 好みじゃ無いのよねぇ〜」
ツエーリ「悲しい…」
セルゲイ「モビルスーツ隊 緊急発進」
ロックオン「へぇ〜 フェルトの両親はソレスタルビーイングにいたのか」
フェルト「二人とも第二世代のガンダムマイスターだって」
ロックオン「そうかい 俺は君の両親のお陰で戦えてるんだな」
ロックオン「そんでもってフェルトはホームシックにでも罹ったか?」
フェルト「今日は命日 二人の」
ロックオン「何があった?」
フェルト「分からない ただ死んだとしか…」
ロックオン「ソレスタルビーイングのメンバーには守秘義務がある 俺も今のメンバーの過去を知っちゃいないが…」
ロックオン「そうか 両親の情報もか」
ロックオン「両親の意思を継いだんだな 君は強い 強い女の子だ」
ロックオン「ニールだ 俺の本名 ニールディランディ」
ロックオン「出身はアイルランド 両親はテロで殺された」
アレルヤ「ロックオン な 失礼…」
ロックオン「誤解をするな」
シエラ「Eセンサーに反応? これって 通信装置」
ツエーリ「なんスか?」
シエラ「馬鹿 敵にこっちの位置が探知されてるのよ」
スメラギ「各マイスターはガンダムで待機」
スメラギ「数十万もの通信装置をばら撒いて GN粒子の通信遮断領域を特定してくるなんて」
スメラギ「こんな物量作戦が行えるのは おそらく人革」
シエラ「キュリオス発進しました ヴァーチェをカタパルトデッキへ移行させます」
ラッセ「ガンダム2機で陽動作戦か?」
スメラギ「それもあるけど」
兵士「中佐 オービタルリングへと向っている通信遮断ポイントが さらに二箇所増えました」
セルゲイ「ガンダムが分散したのか いや これはガンダム2機を発進させての陽動だ」
セルゲイ「となれば 第一通信遮断ポイントになるのは ソレスタルビーイングの宇宙輸送艦である可能性が高い」
セルゲイ「ならば その陽動に乗り 陽動をさせてもらう」
シエラ「トレミー オービタルリングの電磁波干渉領域に入りました」
フェルト「広角カメラが敵部隊を捕捉」
フェルト「接近する艦船は人類革新連盟軍 多目的輸送艦 EDI-402 ラオホォ四隻と断定」
シエラ「二隻がそれぞれ左右に展開してます おそらくキュリオスとヴァーチェの攻撃に向ったかと」
スメラギ「やられた アレルヤ達への通信は?」
シエラ「電磁波干渉領域です 無理ですよ」
スメラギ「敵の陽動を受けたアレルヤ達が戻ってくるのは 私の予測だと6分」
スメラギ「その間 敵モビルスーツ部隊の波状攻撃を受ける事になる」
ロックオン「ミススメラギが そう予測する根拠は?」
スメラギ「18年前 第四次太陽光紛争時にこれを同じ作戦が使われたわ」
スメラギ「人革連の作戦指揮官は「ロシアの荒熊」の異名をとるセルゲイスミルノフ この策動 無人艦による特攻だわ」
ロックオン「敵モビルスーツ部隊を確認した 輸送艦の後に隠れていやがったのか」
刹那「敵総数36機」
ロックオン「洒落た真似を 死角に入られた ブリッジ コンテナを回してくれ」
刹那「誘っているのかぁ 前に出れば防御が薄くなる」
スメラギ「モビルスーツの艦船攻撃のセオリーから外れた遠距離攻撃」
スメラギ「そう そういう事だったの」
スメラギ「人革連 いえ セルゲイスミルノフの今回の作戦目的はトレミーじゃ無い ガンダムの鹵獲」
スメラギ「私の予測が外れたというの もう間違わないと決めたのに」
アレルヤ「捉えたぞ 何だこれは? 機雷群 誘われた?」
アレルヤ「この程度でキュリオスが ん んぬぅ 何だ この頭を刺すような痛みは」
アレルヤ「お 同じだ あの時と同じ痛み 何が 一体何が」
アレルヤ「あの機体は 知っている 知っているぞぉ」
ソーマ「中佐 私が先行します」
セルゲイ「カーボンネットを使ってからだ」
アレルヤ「来るな 来るな 来ないでくれ〜」
ソーマ「相対速度同調 接触します」
アレルヤ「ぐわぁ〜」
セルゲイ「この声は あの時と同じ若いパイロットの声 だが なぜ苦しむ」
セルゲイ「ピーリス少尉を拒んでいるのか? ピーリス少尉と同類…」
ソーマ「中佐 パイロットの意識が途絶えました」
セルゲイ「了解した 各機羽根付を四番艦に収容後 安全領域まで離脱」
ロックオン「アレルヤは無事なのか? ティエリアは?」
スメラギ「なんて迂闊なの 私は」
兵士「羽根付の収納完了」
セルゲイ「作業兵はパイロットを機体から離し拘束せよ」
兵士「四番艦 発進準備完了」
セルゲイ「ピーリス少尉としては 物足りぬ初陣となったな」
ソーマ「私にそのような気持ちはありません 作戦を完遂させる事が 私の全てです」
ソーマ「中佐 熱源が 来ます」
セルゲイ「全機散開 四番艦は現宙域より緊急離脱せよ」
セルゲイ「この攻撃は デカブツか」
ティエリア「別働隊がいたとは 何? 敵輸送艦からキュリオスの反応…」
ティエリア「敵に鹵獲された? 何という失態だ 万死に値する」
ソーマ「中佐 敵が射撃体勢に入りました 四番艦を狙っています」
セルゲイ「味方がいるのは分かっている筈だ それでも撃つというのか」
ティエリア「アレルヤハプティズム 君もガンダムマイスターにふさわしい存在では無かった ん?」
ティエリア「速い ティエレンとは違う 新型か 二度もよけた」
ソーマ「中佐 ここは私に任せて羽根付を」
ティエリア「たった一機でヴァーチェに対抗する気か」
ソーマ「邪魔はさせない 至近距離なら弾を弾かれても」
ティエリア「調子に乗るな」
ソーマ「よくも 私のタオツーを」
セルゲイ「モビルスーツ隊はピーリス少尉を援護しつつ デカブツの鹵獲作戦に入る」
アレルヤ「聞こえる 声が そうだ この声は…」
ハレルヤ「あぁ そうだ あの時の 女の声だぁ」
兵士「コンテナ内に異常発生 中佐に連絡を」
兵士「中佐ぁ 全体が内部から破壊されて…」
セルゲイ「四番艦の反応が消えた 何と言う事だ 全ては私の判断ミス」
セルゲイ「しかし 手ぶらで帰る訳にはいかん 是が非でもあのデカブツを鹵獲する」
ティエリア「あの機体から 特別なものを感じる ヴェーダこれは」
ティエリア「新手か なめられたものだ 何?」
セルゲイ「発射までのタイムラグは承知している」
ティエリア「これしきの事で」
ソーマ「やらせるか」
ティエリア「くぅ それでも だとしても」
セルゲイ「このデカブツは ティエレン六機の推進力を上回るというのか」
セルゲイ「少尉 首でも腕でも構わん 奪い取れ」
ティエリア「GNフィールド くぅ やられる」
セルゲイ「装甲をパージしただと?」
ティエリア「ガンダムナドレ 目標を消滅させる」
セルゲイ「作戦中止 現宙域より離脱 撤退だ」
ティエリア「何という失態だ こんな早期にナドレの機体を晒してしまうなんて」
ティエリア「計画を歪めてしまった あぁヴェーダ… 俺は 僕は 私は…」
ロックオン「ようやく七機」
刹那「これで九機」
ロックオン「撤退信号か」
ハロ「逃げた 逃げた」
セルゲイ「これほどの規模と人員を駆使して 一機すら鹵獲できんとは」
ミン「中佐 前方より接近する物体があります」
ハレルヤ「見つけたぜ ティエレンの高機動超兵仕様」
ハレルヤ「あぁ間違いねぇ さんざんぱら俺の脳量子波に干渉してきやがって」
ハレルヤ「てめぇは同類なんだろぉ そうさ俺と同じ」
ハレルヤ「身体をアチコチ強化され 脳を弄繰り回されてできたバケモノなんだよぉ」
ソーマ「いきます」
ハレルヤ「いい度胸だな オンナァ〜」
ハレルヤ「ほぉらさぁ 同類だからさぁ わかるんだよ」
ミン「少尉はやらせん」
ハレルヤ「邪魔すんなよ一般兵 命有っての物種だろうが」
セルゲイ「離脱するぞ少尉 男の覚悟に水を差すな」
ハレルヤ「なんだ? 仲間見捨てて行っちまうのか やる事が変わらねぇよなぁ 人革さんはよぉ」
ミン「いつか お前達は報いを受ける時が来る 我々が築き上げてきた国を 秩序を乱した罰を」
ハレルヤ「そんな大層なもんじゃねぇだろ 人を改造して兵士にするような社会にどんな秩序があるってんだ」
ハレルヤ「そんでもって 俺はオンナに逃げられて少々ご立腹だ だからさぁ 楽には殺さねぇぞぉ」
ハレルヤ「どうよ 一方的な暴力に成す術も無く命をすり減らして行く気分は?」
ハレルヤ「そいつは命乞いってやつだなぁ 最後は何だ? ママか?恋人か?」
ハレルヤ「今頃走馬灯で子供の頃からやり直してる最中かぁ? 待てよアレルヤ 今いい所なんだから」
アレルヤ「やめてくれ」
ハレルヤ「何言ってんだよ お前が出来ないから俺がやってやってんだろ」
アレルヤ「やめるんだ」
ハレルヤ「あぁそうかい わかったよアレルヤ 全く お前には敵わねぇよ なんてなぁ」
ハレルヤ「楽しいよなぁ アレルヤ アレルヤ〜」
アレルヤ「何故だ… 何故なんだハレルヤ どうしてそんなに人を殺したがる」
アレルヤ「それが僕の 本質だとでも言うのか もしそうなら 僕は 人で無しだぁ」
シエラ「ヴァーチェを発見しました モニターに出します」
スメラギ「そう ナドレを使ってしまったのね ティエリア」
シエラ「キュリオス発見」
スメラギ「堪らないのよ こういうの また 間違えてしまった…」
スメラギ「本当 どうしようもないわね 私」
ハワード「中尉 人革さんが宇宙でガンダムとやりあったっての 本当ですか?」
グラハム「あぁ 四散しているデブリの状況からして 20機以上のティエレンが大破したらしい」
ダリル「ガンダムとやりあうのが空恐ろしくなってきましたよ」
グラハム「モビルスーツの性能差が 勝敗を分かつ絶対条件では無いさ」
グラハム「当てにしてるぞ フラッグファイター」
カタギリ「やはりこの特殊粒子は多様変異性フォトンでしたか」
エイフマン「ガンダムは特殊粒子そのものを機関部で作り出しておる」
エイフマン「でなければ あの航続距離と作戦行動時間の長さが説明できん」
カタギリ「現在ガンダムが4機しか現れない事と 関連がありそうですね」
エイフマン「げに恐ろしきはイオリアシュヘンベルグよ」
エイフマン「二世紀以上も前に この特殊粒子を発見し基礎理論を固めていたのだからな」
カタギリ「そのような人物が 戦争根絶なんていう夢みたいな事を何故始めたのでしょうか」
エイフマン「紛争の火種を抱えたまま宇宙に進出する人類への警告 そうわしは見てるがな」
ティエリア「今回の人革連による軍事作戦 キュリオスを鹵獲寸前まで追い込まれ ナドレの姿を敵に露呈してしまった」
ティエリア「スメラギ李ノリエガ 全ては作戦の指揮者である貴女の責任です」
スメラギ「ごめんね でもね 私も人間なの 時には失敗もあるわよ」
ティエリア「そんな問題では済まされない 計画にどれだけの支障が出たか」
ロックオン「ナドレを敵に晒したのは お前だろう」
ティエリア「そうしなければ やられていた」
ロックオン「そうだとしても お前にも責任はある ミススメラギばっか責めるなよ」
ロックオン「命があっただけでも めっけもんだ」
ティエリア「今後はヴェーダからの作戦指示を優先する 失礼」
ロックオン「可愛いよなぁ 生真面目で 他人に八つ当たりなんかしてさ」
兵士「被験者E-0057 脳量子波処置後新たな人格が形成 凶暴性あり データ収集後 処分」
兵士「いかんな この事実が上層部に知れれば…」
セルゲイ「私はガンダムのパイロットを ピーリス少尉と同類と見ている」
スメラギ「どうしたのアレルヤ もしかして君も怒っているの? そうね 散々な目に遭わされたんだもの」
スメラギ「ごめんなさいね ダメな戦術予報士で」
アレルヤ「酔ってるんですか? 少し控えたほうがいい」
スメラギ「いやよ 私は これが無いと生きていけないの」
アレルヤ「スメラギさんとヴェーダに 進言したい作戦プランがあります」
アレルヤ「紛争を幇助する ある機関に対しての武力介入作戦 その機関は僕の過去に関わっています」
アレルヤ「詳しい事はデータにまとめました 酔いが醒めた時にでも見ておいて下さい」
スメラギ「人類革新連盟軍 超兵特務機関 これって」
アレルヤ「この悪夢のような連鎖を 僕が断ち切る 今度こそ 僕の意思で」
スメラギ「作戦プラン 見させてもらったわ 貴方の過去も」
スメラギ「確かに武力介入する理由があるし ヴェーダもこの作戦を推奨してる」
スメラギ「でもいいの? 貴方は自分の同類を…」
アレルヤ「構いません」
スメラギ「もう一人の貴方は何て?」
アレルヤ「聞くまでもありません 自分の過去ぐらい自分で向き合います」
スメラギ「エクシア デュナメスはプラン通り 南アフリカ国境紛争地域への武力介入を開始」
スメラギ「両機発進後 トレミーの進路をラグランジュ4に変更」
スメラギ「スペースコロニー チュエンチンにある人革連 特務機関に武力介入を行います」
ティエリア「アレルヤハプティズム そうか 彼は…」
ティエリア「人類というものは 人間というものは ここまで愚かになれるのか」
ロックオン「こっちは楽勝 問題はアレルヤ達の方だな」
フェルト「キュリオス ヴァーチェ 射出完了」
シエラ「ミッション開始時間まで0042です」
アレルヤ「まさか ここに戻る事になろうとは」
ティエリア「ミッション通り ここは引き受ける 目標を叩け」
アレルヤ「感謝するよ」
ティエリア「過去というものが あの男を歪ませているのなら それは自らの手で払拭する必要がある」
ティエリア「それでこそ ガンダムマイスターだ」
アレルヤ「セキュリティシステム制圧完了 ここから先は 出たとこ勝負」
アレルヤ「いる 僕の同類が あの忌まわしい場所に 躊躇わないさ 僕はガンダムマイスターだ」
アレルヤ「殺す必要があるのか そうだ彼らを保護して」
ハレルヤ「甘いなぁ どうやって保護する どうやって育てる」
ハレルヤ「施設から逃げたお前が まともに生きてこられたのか?」
ハレルヤ「出来もしねぇ事 考えてんじゃねぇよ」
アレルヤ「しかし このままでは 彼らがあまりにも不幸だ」
ハレルヤ「不幸だって 施設にいるやつらは自分が不幸なんて思ってねぇよ」
アレルヤ「いつかは そう思うようになる」
ハレルヤ「なら ティエレンに乗っていた女は自分が不幸だと感じているのか? そうじゃないだろ?」
ハレルヤ「独りよがりな考えを相手に押し付けるな」
ハレルヤ「どんな小奇麗な言葉を並べ立てても お前の優しさは偽善だ 優しい振りして自分が満足したいだけなんだよ」
アレルヤ「彼らは生きてる」
ハレルヤ「改造されてなぁ そしていつか俺らを殺しに来る 敵に情けをかけるな」
ハレルヤ「それとも何か また俺に頼るのか? 自分のやりたくない事に蓋をして 自分は悪くなかったとでも言うのか」
ハレルヤ「俺はやるぜぇ 他人なんざどうでもいい 俺は俺という存在を守る為に戦う」
アレルヤ「そんな事」
ハレルヤ「なら何故 お前はここに来た?」
アレルヤ「僕は ソレスタルビーイングとして」
ハレルヤ「殺しに来たんだろ?」
アレルヤ「違う ガンダムマイスターとして」
ハレルヤ「立場で人を殺すのかよ 引金ぐらい感情で引け 己のエゴで引け 無慈悲なまでに」
アレルヤ「撃ちたくない 撃ちたくないんだぁ〜 わぁ〜」
ハレルヤ「良くやったぁ それでこそ俺の分身 面白くなりそうだぜぇ」
スメラギ「どうしたのアレルヤ 新しい作戦でも立案した?」
アレルヤ「スメラギさん 僕にも一杯もらえませんか? 酷くそういう気分なんです」
スメラギ「未成年はダメよ 犯罪者になっちゃうもの」
アレルヤ「僕らは稀代のテロリストですよ?」
スメラギ「それでも ダメなものはダメ」
アレルヤ「それがもういいんです グリニッジ標準時間で つい先程20歳になりましたから」
スメラギ「そうなの こんな時に言うのも変だけど おめでとう」
アレルヤ「ありがとうございます んぐ 何故こんな苦いモノを」
スメラギ「そのうち解るわ きっとね」
ハワード「中尉 久し振りにガンダムに会えそうですな」
グラハム「そうでなくては困る」
ダリル「しかし アザディスタンに出兵とは」
刹那「俺はアザディスタン出身だ」
ロックオン「刹那 故郷の危機だからって 感情的になるんじゃねぇぞ」
サーシェス「さぁて 今回神はどちらを選ぶ? ま どちらにしても戦争だがな」
グラハム「やはり アンテナを狙うか いくぞ フラッグファイター」
ハワード「中尉 味方同士でやりあってまっせ」
グラハム「どちらが裏切り者だ? この粒子ビームの光は ガンダムか?」
ハロ「全弾命中 全弾命中」
ロックオン「待機しといて正解だな」
サーシェス「ところがぎっちょん」
ロックオン「数が多過ぎるぜ」
マリナ「太陽光アンテナが破壊された?」
グラハム「ハワード ダリル ミサイル攻撃をした敵を追え ガンダムは私がやる」
ロックオン「おいおい ユニオンはアザディスタン防衛が任務じゃないのかぁ」
ロックオン「やっぱり 俺らが目当てかよ 狙い撃ちだぜ」
グラハム「人呼んで グラハムスペシャル」
ロックオン「二度目は無いぜ 俺が外したぁ? 何だこのパイロット」
グラハム「敢えて言わせてもらおう グラハムエーカーであると」
ロックオン「俺に剣を使わせるとは」
ロックオン「このしつこさ 尋常じゃねぇぞ ハロ GN粒子の散布中止 全ジェネレータを火器に回せ」
グラハム「緊急通信?」
ロックオン「アザディスタン軍が?」
マリナ「ゼイール基地から モビルスーツ隊が無断発進? まさか クーデター?」
シーリン「モビルスーツは全部で五機 まっすぐここに向ってるわ」
刹那「刹那Fセイエイ エクシア 目標を駆逐する」
ロックオン「クーデターだとよぉ どうする? フラッグのパイロットさんよぉ」
グラハム「ようやくガンダムと巡り会えたというのに 口惜しさは残るが 私とて人の子だ」
グラハム「ハワード ダリル 首都防衛に向う」
シエラ「スメラギさん ヴェーダから緊急暗号通信です」
スメラギ「アザディスタンでクーデター」
ロックオン「こりゃ ひでぇ」
ハロ「エクシア発見 エクシア発見」
ロックオン「刹那…」
刹那「俺は ガンダムになれない」
刹那「ロックオンの情報だと この辺りからミサイルが発射されたそうだが…」
刹那「残留反応 確かにここにモビルスーツが居た」
カタギリ「回収したポットもそうだけど この反応 やはり間違いないねぇ」
グラハム「PMCトラスト側の見解は?」
カタギリ「モラリアの紛争時に紛失したモ…」
グラハム「立ち聞きは良く無いな 出てきたまえ」
刹那「あの 僕 この辺りで戦闘があったって聞いて それで…」
カタギリ「なるほど そういう事に興味を抱く年頃であるのは 解らなくは無いけど」
カタギリ「この辺りは まだ危険だよ 早く立ち去った方が良い」
刹那「はい そうします 失礼します」
グラハム「少年 君はこの国の内紛をどう思う?」
グラハム「客観的には考えられんか? なら 君はどちらを支持する?」
刹那「支持はしません どちらにも正義はあると思うから でも この戦いで人は死んでいきます」
グラハム「同感だな 君だって戦っている 後に隠している物は何かな? 怖い顔だ」
グラハム「カタギリ 一昨日 ここから受信アンテナを攻撃した機体は AEUの最新鋭機イナクトだったな」
グラハム「しかもその機体は モラリアのPMCから奪われたものらしい… 撤収するぞ」
カタギリ「グラハム 何故あんな事を」
グラハム「何故かな 口が滑ったとしか言いようが無い」
刹那「PMCのイナクト… まさか ヤツが あの男が この内紛に関わっている?」
ロックオン「ポイントF3987? そこに何がある?」
刹那「無いかもしれない だが可能性はある」
ロックオン「了解だ 刹那」
王留美「紅龍も連れて行ってもらえます? 要人救出の 役に立ちましてよ」
刹那「エクシア ミッションを開始する」
ロックオン「用意は良いかい? 紅龍さんよぉ デュナメス 目標に向う」
サーシェス「ソレスタルなんたらの横槍で段取がグチャグチャだぜぇ」
刹那「やはり ここに居たか モビルスーツ?」
サーシェス「ガンダムはこちらで引き受ける 爺さんを連れて脱出しろ」
サーシェス「そうかい パイロットはやっぱクルジスの だったら この隠れ家が判っても不思議じゃねぇなぁ」
刹那「あんたは何故ここにいる? あんたの神は何処にいる? 答えろ」
サーシェス「そんな義理はねぇなぁ」
サーシェス「勿体無いから その機体 俺によこせよ えぇ ガンダムゥ」
刹那「誰がぁ」
紅龍「その方を引き渡してもらおう」
ロックオン「まだ腕は 錆び付いていないようだな」
ハワード「ソレスタルビーイングが王宮に向っているって 本当ですか? しかも人質を連れて」
グラハム「刮目させてもらおう ガンダム」
グラハム「武装を解いているだと?」
シーリン「馬鹿よ 非武装でココに来るなんて」
刹那「今度こそ 今度こそ ガンダムに」
マリナ「刹那Fセイエイ 本当に 本当に貴方なの?」
刹那「マリナイスマイール これから次第だ 俺達がまた来るかどうかは」
刹那「戦え お前の信じる神のために」
ハワード「中尉 追いかけましょう」
ダリル「今ならガンダムを」
グラハム「できるものか そんな事をしてみろ 我々は世界の鼻つまみ者だ」
ティエリア「ソレスタルビーイングが行動を開始してから 世界で行われている紛争が38%低下」
ティエリア「軍需産業に関わりをもつ企業の 63%が この事業からの撤退を表明」
ティエリア「この数字だけ見ると ヴェーダの計画予測推域には到達している」
ティエリア「問題は デュナメスの高高度砲撃能力と GN-004ナドレを 世界に晒してしまった事」
ティエリア「そして 刹那Fセイエイ」
ロックオン「こんなに綺麗になっちまって…」
ハワード「オーバーフラッグス?」
グラハム「あぁ 対ガンダム調査隊の正式名称だ」
グラハム「公には フラッグのみで編成された 第8独立航空戦術飛行隊として機能する事になる」
ダリル「パイロットの補充はあるんですか?」
グラハム「だからこそ ここに居る」
ハワード「あの機体のマーキング 先頭を飛んでるのはアラスカのジョシュアか」
ハワード「ジョージアのランディ イリノイのステワートまでいやがる」
グラハム「各部隊の精鋭ばかりだぜ」
グラハム「驚くのは まだ早い プロフェッサーエイフマンの手でフラッグ全機がカスタム化される予定だ」
ハワード「本当ですか?」
グラハム「嘘は言わんよ 調査隊が正規軍となり 12人ものフラッグファイターが転属」
グラハム「かなり大掛りな作戦が始まると見た 引き締めろよ」
ソーマ「出動ですか? 中佐」
セルゲイ「恐らくなぁ まだ私に作戦の内容は伝えられていないが」
セルゲイ「我々だけでなく 他のモビルスーツ部隊にも指示があったようだ」
コーラサワー「AEUのエース パトリックコーラサワー ただいま…」
マネキン「遅刻だぞ 少尉」
コーラサワー「何だ女 よくも男の顔を… 二度もぶった?」
マネキン「カティマネキン大佐 モビルスーツ隊の作戦指揮官だ」
コーラサワー「遅刻して申し訳ありません 大佐殿 (惚れたぜぇ)」
スメラギ「一般回線にメッセージ?」
カタギリ「やぁ元気にしてるかい ちょっと君に読んで欲しい資料があってね」
カタギリ「よかったら意見を聞かせて欲しい 返事をしてくれるのを期待してるよ」
スメラギ「これって まさか…」
刹那「各国家軍に動きあり」
シエラ「合同軍事演習?」
ツエーリ「ユニオンと人革とAEUが?」
スメラギ「鹵獲作戦を失敗させた人革連は 他の陣営と組む事で 私達を牽制しようとしている」
ラッセ「軍事演習なら わざわざ俺達が介入する必要ないんじゃないか?」
ティエリア「何かがある」
ティエリア「軍の派遣には莫大な資金が掛かる たかが牽制で大規模演習を行うなどありえない」
スメラギ「同意見よ 王留美 演習場所の特定を」
ティエリア「こうも世界が早く動くとは ヴェーダにも予測できない 人のうねりというものがあるというのか?」
アレルヤ「少し急ぎます 加速Gに注意してください」
イアン「年寄り扱いするな」
アレルヤ「御無礼」
カタギリ「わざわざ来てくれて嬉しいよ」
スメラギ「あんな物騒なファイル 勝手に送っといてよく言うわ」
スメラギ「で このファイル 本物なの?」
カタギリ「軍のシミュレートプランという事で 納得してくれないかい?」
スメラギ「現行戦力における ガンダム鹵獲の可能性」
カタギリ「君の意見を聞かせてもらえないかな? 戦術予報士としても」
スメラギ「ガンダムの情報が少なすぎるわ 性能面もそうだけど 四機しかいないと断言できないし」
カタギリ「量産化は考えられないね 人員や資材の確保でルートが割れる」
カタギリ「君が作戦指揮官だとすれば どうする?」
スメラギ「判ってるくせに」
カタギリ「確かに 現行戦力でガンダムは倒せない」
カタギリ「しかし 圧倒的物量で包囲戦・消耗戦に持ち込み 中にいるパイロットを疲弊させれば…」
スメラギ「機密保持のためにオートで動く可能性があるわ 最悪自爆だって」
カタギリ「さすがだねぇ 君なりに分析していたんだ ソレスタルビーイングを」
スメラギ「やめてよ そういう言い方」
スメラギ「ファイル コピーも取ってないから安心して」
スメラギ「って言うか こんな情報を私に見せるなんて 貴方軍人失格よ じゃあまた」
カタギリ「いいさ また逢えるのなら」
ハワード「高出力のプラズマジェットに 新型のリニアライフルか 独立飛行隊らしくなってきたじゃないか」
ダリル「とはいえ あのガンダムにどこまで対抗できるのやら」
ジョシュア「出撃前から臆病風かよ 部下がこんなんじゃ グラハム中尉の力量も知れるってもんだな」
ハワード「中尉じゃなくて上級大尉だ 新部隊編成で昇進なされた」
ジョシュア「ほぉ そいつは凄い また上官でも殺したか?」
ダリル「根も葉も無い事を言うな」
ジョシュア「せいぜい気を付けな ヘタこくと後から撃たれるぜ 上級大尉殿にな」
グラハム「止めておけ 君が何を思おうとも構わん だがその汚名 戦場で晴らしてみせよう」
ジョシュア「期待してますよ グラハムエーカー上級大尉」
ティエリア「どうです?」
スメラギ「私とヴェーダの意見が一致したわ」
ティエリア「紛争が起こるというのですか?」
スメラギ「確実にね」
ティエリア「場所は?」
スメラギ「中国北西 タクラマカン砂漠 濃縮ウラン埋設地域」
スメラギ「どこの組織か知らないけど この施設をテロの標的にしてる」
スメラギ「ユニオンか人革かが この情報をリークして 演習場所に選んだのよ」
スメラギ「施設が攻撃されれば 放射性物質が漏出し その被害は世界規模に及ぶわ」
ティエリア「すぐにでも武力介入を」
スメラギ「敵の演習場の只中に飛び込むことになるわ 演習部隊はすぐに防衛行動に出るわよ」
スメラギ「いいえ ガンダムを手に入れるために本気で攻めてくる」
ティエリア「それでもやるのがソレスタルビーイングです」
ティエリア「ガンダムマイスターは生死よりも 目的の遂行 および機密保持を優先する」
ティエリア「ガンダムに乗る前から決まっていた事です いいや その覚悟なくしてガンダムには乗れません」
ロックオン「了解だ アジトに戻る こいつはヘビーだ 手加減はできそうに無いなぁ」
アレルヤ「これが世界の答え GN粒子最大散布 機体前方へ展開 キュリオス 大気圏に突入する」
マリナ「そこにいるのは誰? 刹那Fセイエイ どうして?」
刹那「なぜ この世界は歪んでいる? 神のせいか? 人のせいか?」
マリナ「神は平等よ 人だってわかり合える でも どうしようもなく世界は歪んでしまうの」
マリナ「だから 私達 お互いの事を…」